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“すべてのSoulはブルースにつながれる” (dirtydog) しばらく...ロニー・レイン(Ronnie Lane)に捧げ隊 Since 1920

「天に昇った男」島田 荘司(1994/10, 光文社文庫)

天に昇った男 (光文社文庫)天に昇った男 (光文社文庫)
(1994/10)
島田 荘司

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2008年の静かな大事件。「無冠の帝王」島田荘司が、2008年10月22日、第12回日本ミステリー文学大賞を受賞(詳細はwikiで「島田荘司」で検索)。既成のファンには、いまさら称号なんて、と思ってるかもしれないですが、素直にそして密かに喜んでおきます。

この作品、現時点でAmazonの古本では1円でずらーっと並んでますね。もうちょっと高く売られてもいいような気がします…。でも入手しやすくて良いか。著者の手持ちキャラクターである御手洗探偵、吉敷刑事、中村刑事等の出番はなく、ある男の伝記のようなスタイルになっており、裏表紙にも「異色作」と書かれています。叙情的な伝説や美しい地方の情景を取り入れた構成は、横溝正史ミステリを連想させもしましたが、無骨なラブストーリーとの印象が強かったです。日本の死刑制度問題もテーマのひとつとして触れられており、死刑が具体的にどう執行されているのか(あくまで小説目線ではありますが)、興味のある方には参考になるのかも。

ロケ地:九州、星里
★★★
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「火刑都市」島田 荘司(1989/07, 講談社)

火刑都市 (講談社文庫)火刑都市 (講談社文庫)
(1989/07)
島田 荘司

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<ネタばれあり>

主演:中村吉造刑事、ヒロイン:由紀子、ロケ地:江戸と東京の間の水の都「東亰」、新潟県村上市寒川「越後寒川」、神楽坂、四谷、赤坂、霞ヶ関、虎ノ門、新橋、銀座、八重洲、神田等。

中村刑事の地道な捜査は、ヒラリー・ウォー「失踪当時の服装は」を彷彿させます。ヒロインは吉敷シリーズの道子に並ぶくらいの魅力を感じました。江戸から東京に変わる時代に思いを馳せます。

引用します。

中村は、この土地の人間たちの精神が、少しづつ理解できる気がした。彼らは表面は穏やかで、明るくさえあるが、その精神は凍っている。/風土のせいだ。土地の自然が、人間たちをいつの間にかそう手なずけているのだ。彼らは一生を雪と風にさらされて生き、村の山に経つ立つ樹々のように、行きながら凍りついている。



参考文献;
「東亰時代」小木新造、NHKブックス
「江戸の町とくらし」段木一行、学生社
「日本の古地図1,2,3,9」進士慶幹、講談社

TVドラマ化された事があるそうです。
・TVドラマ「火刑都市」日本テレビ火曜サスペンス劇場(1989/4/18)
植木等、樋口可南子

wiki情報「東京」

2008年10月、アメリカの外交専門誌フォーリンポリシーは都市社会学者サスキア・サッセンらの研究による世界都市ランキングを発表した。このランキングは「ビジネス活動」「人的資源」「情報流通」「文化的経験」「政治関与」の5部門による総合結果により作成されており、東京はニューヨーク、ロンドン、パリに次ぐ世界4位の都市として格付けされた。部門別の評価である「ビジネス活動」においては、東京はニューヨークに次ぎ世界2位の都市との評価を得ている。



果たして、住んでる人の実感は…?

フランスのタイヤメーカーミシュランが発行するグルメブック、『ミシュラン東京日本語版2008』が2007年11月に刊行された。アジアでは初のことである。それによると東京は三つ星レストランが8店と、パリに次いで多く、星を獲得した店の合計は世界一多い190店を超えた。総責任者のジャン=リュック・ナレは「東京は世界一の美食の都」と語り、ロイター通信は、「パリも、ニューヨークも、ローマも、忘れてしまえ。グルメの本場は東京なのだ」と驚きをもって伝えた。


★★★

「夢をかなえるゾウ」水野敬也(2007/08/11)

夢をかなえるゾウ夢をかなえるゾウ
(2007/08/11)
水野敬也

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TVドラマもやってましたね。2回ほど見ました。原作のこちらもなかなか面白かったです。人生ハウツーものや成功ものの内容を30冊分くらいを詰め込み、かつユーモア溢れるお話(ハウツーものに抵抗がある方は、ストーリーがメインと思った方がよいかと)。ガネーシャありがとう。って、すっかり感化されてしまいました。

便乗本も出てます。
「夢をかなえるゾウ」の秘密「夢をかなえるゾウ」の秘密
(2008/09/16)
ガネーシャの課題を実践してみる会 フローレンス林

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基本、関西ノリなのが楽しいのですが、たまに良いこと言う。
「別にケンカになってもいいがな。親は息子の声が聞けるだけで安心なんかもしれんで。『愛の反対は憎しみやない。無関心や。』言うやろ」

個人的にはモーツァルトやスティーブ・ジョブズ(Apple)の話が出てくるのが嬉しかった。ゲイツさんも出ますよ。

★★

「失踪当時の服装は」ヒラリー・ウォー(1960/11)

失踪当時の服装は (創元推理文庫 152-1)失踪当時の服装は (創元推理文庫 152-1)
(1960/11)
ヒラリー・ウォー

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宮部みゆきによる「私の一冊~『捜査小説とはこういうものだ』というお手本のような傑作」というオビと、創元推理文庫の発行ということで思わず入手してしまう。僕は本格推理と言われる話が好きなのであるが、この本のフランク・フォード刑事は、地味なおっさんで、捜査手法もホントに地味!地味!ジミ!おっさんは、砂漠から一粒の砂金を探すような気が滅入る作業を頑張った。おっさんが頑張って粘りに粘って糸口を掴んだ時の急な盛り上がり感は気持ち良かった。おっさん偉いよ!ステキだよ!おれたちもおっさんだよ!

島田荘司作品では「吉敷竹史刑事」より「中村吉蔵刑事」ものに近い感覚です。京極夏彦作品では、木場刑事。

巨匠の代表的傑作と裏カバーに書いてありますが、果たして現代人におススメと言い切れるものなのかは、悩ましいところです。

★★★

『タイタンの妖女』カート・ヴォネガット(1959)

タイタンの妖女 (ハヤカワ文庫 SF 262)タイタンの妖女 (ハヤカワ文庫 SF 262)
(2000)
カート・ヴォネガット・ジュニア

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!!衝撃でした。特にラストは衝撃な結末です。名作です。
まだ世の中にこんなにステキなSF小説があったなんて。
まったくボクは、井の中のポニョ…じゃなかったカワズです。
世界は広く、長く、曲線だらけです。
ボクにとっては、ようやく巡り合えた宝物のような小説です。

これ映画化できないのかな~。
もうフィリップ・K・ディックに頼るのは、やめないか。
(ディック原作は、『ブレードランナー』『トータル・リコール』『マイノリティ・リポート』『スキャナー・ダークリー』『ネクスト』等など)

どうぞ、「SFなんか読まないわよ!」とか言わずに…。
(↑イヤ、言われたいのかも…。Mっ気が。)

小ネタ:wikiによると、
> 爆笑問題の所属事務所である「タイタン」は、
> 太田光が尊敬する小説家であるカート・ヴォネガットの
> 代表作品である『タイタンの妖女』からタイタンをとって名づけられた。


らしいっす。サンクス太田さん、太田さんの推薦エッセイを読まなければ、
ボクはヴォネガットのこの作品にたどりつけなかった。

<個人的なメモ>
・マラカイ・コンスタント
・ウィンストン・ナイルス・ラムフォード
・「時間等曲率漏斗」(クロノ・シンクラスティック・インファンディブラム)
・「そうなろうとする万有意志」 (Universal Will to Become, UWTB)
・トラルファマドール星




『鉄の旋律』手塚治虫(1974)

手塚治虫の名作短編。

鉄の旋律―The best 3 stories by Osamu Tezuka (秋田文庫)鉄の旋律―The best 3 stories by Osamu Tezuka (秋田文庫)
(1994/03)
手塚 治虫

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『ダイモンズ』というタイトルで米原秀幸さんによりリメイクされています。
例によって、あらすじは書かないので、どんな話か気になる方はAmazonやwikiで見てね。

Damons 1 (1) (少年チャンピオン・コミックス)Damons 1 (1) (少年チャンピオン・コミックス)
(2006/06/08)
手塚 治虫

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ってか、手塚治虫×米原秀幸のコラボなんて、なんて幸福なことか!と思ったけど、題材に「鉄の旋律」を持ってくるなんて、センス良すぎですよ。
ま、小学館スピリッツの『PLUTO』by「鉄腕アトム」に対抗したかったという秋田書店の思惑が見え見えなんですけどね~。チャンピオンLOVE。

『ダイモンズ』は、がっつり、世界観を深めて、あの全コマがイラスト集のような秀麗な絵に、
ぼく、完全にもってかれました~。『ダイモンズ』おすすめです。


PLUTO 6―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (6) (ビッグコミックス)PLUTO 6―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (6) (ビッグコミックス)
(2008/07/30)
浦沢 直樹

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『銀河宅配便マグロ』おおひなたごう(2007-)

銀河宅配便マグロ 1巻 (ビームコミックス)銀河宅配便マグロ 1巻 (ビームコミックス)
(2007/01/27)
おおひなた ごう

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銀河宅配便マグロ 2巻 (BEAM COMIX)銀河宅配便マグロ 2巻 (BEAM COMIX)
(2007/08/25)
おおひなた ごう

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銀河宅配便マグロ 3巻 (BEAM COMIX)銀河宅配便マグロ 3巻 (BEAM COMIX)
(2008/05/26)
おおひなた ごう

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ナンセンスまんが、ストーリーギャグマンガの第一人者おおひなたごうさんの作品です。
全3巻、最近ついに感動の完結を迎えました。
面白いのにあんまり書店に置いてないんだよね。。。

おおひなたごうさん、本当は「宅配便」ではなく「宅急便」にしようと思ったらしいのですが、「宅急便」はクロネコヤマトの登録商標であることがわかり、泣く泣く「宅配便」にしたとか。しかし、宮崎駿の『魔女の宅急便』は、ちゃんと許可を得て使用していたことが後になってわかり、大ショックを受けたとか、受けないとか。・・・そんな真面目な作家でありながら、作品はシュール、ナンセンス、アウトロー、あとツクネ。

今後も、ごうさんの作品に期待してます。

『BECK』ハロルド作石(1999-)

BECK (Volume18) (講談社コミックス―Monthly shonen magazine comics (KCDX1850))BECK (Volume18) (講談社コミックス―Monthly shonen magazine comics (KCDX1850))
(2004/03/17)
ハロルド作石

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何故かつづく、おすすめ漫画シリーズ。。。
「あんたバカァ!?仕事しなさいよ!」ってアスカに言われるまで続きそ・・・。

---

この表紙、まさにTHE WHOのピート・タウンゼントですなー。
チェリーのギブソンSG、たまらんですなー。11月来日公演でピートに会えますなー。

このマンガは、ジョン・レノン、シド・ヴィシャス、ボブ・マーリー、ブライアン・ジョーンズ、カート・コバーン、フレディ・マーキュリー、ジャニス・ジョプリン、ジム・モリソン、ジミ・ヘンドリックス、ジョン・ボーナム、マーク・ボランといった有名ミュージシャンをはじめ、ロック好きにはたまらんマンガとなってます。

他にも、パール・ジャム、オアシス、スマパン、コールドプレイなど最近のバンドを思わせるストーリーや描写、扉絵などがあり、幅広いロックファンが楽しめると思うのであります。

個人的にグッときたのは、竜介くんちにさりげなく置いてあったFREEのアルバム。単行本だと見逃してしまうくらい小さな一コマなんですけどね。これ↓↓↓
( ̄ー ̄)ニヤリ(*^m^*) ムフッ

Molten Gold: The AnthologyMolten Gold: The Anthology
(1993/10/19)
Free

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あとセリフでは「サクッ!オカズ入れんならもっとマシなの叩けよ!」(←ちょっと違ったかも)

あーこのセリフ言ってましたね。
某大御所バンド、○ーりんぐ・ストーンズのキー○さんが、オレのチャーリーー・ワッツ様に。。。
(*´ー`) フッ


『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』安彦 良和(2007)

機動戦士ガンダムTHE ORIGIN 15 オデッサ編・前 (15) (角川コミックス・エース 80-18)機動戦士ガンダムTHE ORIGIN 15 オデッサ編・前 (15) (角川コミックス・エース 80-18)
(2007/05/26)
安彦 良和矢立 肇

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ミーハールー!ミハルー!!!
アニメ版とは異なる構成なので、ジャブローの後にアイルランドに行きます。
そこでの最大のドラマはカイとミハルの物語。。。。
涙が止まらない。

『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』シリーズは本気でオススメです。
現代に即した新解釈。美しい描画。かといって初代ガンダムを否定してないので安心です。

特にキャスバル、アルテイシア、ラル親子、ドズル兄弟、若きキシリアが登場する巻は、圧倒的です。是非読んで欲しい。

『スティール・ボール・ラン』荒木飛呂彦(2004-)

Steel ball run―ジョジョの奇妙な冒険 Part7 (Vol.6) (ジャンプ・コミックス)Steel ball run―ジョジョの奇妙な冒険 Part7 (Vol.6) (ジャンプ・コミックス)
(2005/11/04)
荒木 飛呂彦

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漫画喫茶で読みふけるもの。

なんかいつの間にか、『ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン』と、タイトルにジョジョシリーズであることが明記されるようになったようですね。
wikiによると、「ウルトラジャンプ」移籍後とか。

僕はJOJOシリーズとは別物として読んでました。
でも、ところどころにこれまでの6部作のオマージュが潜み、ファンならば悶絶必須でしょー!
これまでの作品を読んで無くても大丈夫。荒木 飛呂彦さん最高傑作の予感がするこの作品から初めてみましょーー!!

主人公はジャイロ・ツェペリ。この人がカッコイイイ!ピカレスクっていうの?
悪っぽいっ男がカッコイイんですよ。いつの時代でも。

あぁ、波紋使いてぇ。。。。習ってる合気道にも通じるものがあるんですな、実は。
とりあえず、今日もお風呂で波紋の研究をしますぅ。

『不道徳教育講座』三島由紀夫(1967)

不道徳教育講座 (角川文庫)不道徳教育講座 (角川文庫)
(1967/11)
三島 由紀夫

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こりゃ、ちまたの人生ハウツーものより、とってもイイ!
コラム形式で世相を人間をばったばた斬って行くのだ。
いくつか気になったタイトルをメモしておきます。

「友人を裏切るべし」
「約束を守るなかれ」
「死後に悪口を言うべし」
「告白するなかれ」
「サーヴィス精神」
「肉体のはかなさ」
「人を待たせるべし」
「恋人を交換すべし」
・・・

おっっと、タイトルだけで内容を判断してはいけないぜよ。
三島論述で逆説的だったり、ギャグノリだったりして、結果としてタイトルをどう解釈するかは、、、そう、あなた次第。

個人的には、もっと体を鍛えようと思いました。

『音楽』三島由紀夫(1970)

音楽 (新潮文庫 (み-3-17))音楽 (新潮文庫 (み-3-17))
(1970/02)
三島 由紀夫

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音楽、ってタイトルだからバンドマンの私が衝動買い。
でも、けっしてバンドとかの話ではありません。
しかし、面白かった。精神分析医、、、これまたヒット・・・!
しかもエロイぞ。

(追記)
やっぱりこの本面白い。。。テーマのひとつは不感症です。
不感症な方と付き合ったことはない(はず)のですが、
それと音楽がどう関わっていくのか、というのが面白い見せ場のひとつでもあります。

『病院坂の首縊りの家―金田一耕助最後の事件』横溝正史 (1978年)

病院坂の首縊りの家―金田一耕助最後の事件 (1978年)病院坂の首縊りの家―金田一耕助最後の事件 (1978年)
(1978/02)
横溝 正史

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金田一耕助シリーズ、マイベスト!かしら。
生首風鈴事件
ジャズバンドが出てきます。これのトランペットとドラムがかっこいいんだよね。
写真もポイントになってて、多くの要素がおいらの趣味と合致。

本を読んでて映像が浮かんでくるよーだ!音が聞こえてくるよーだ!と思いました。
そしたら、たまたまテレビで映画版を見た。以下のDVDが出ているようです。

病院坂の首縊りの家病院坂の首縊りの家
(2004/05/28)
あおい輝彦、加藤武 他

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うん、ちょっと話が違う、、、ってしょうーがないですね。原作の全てを映画に盛り込むには不可能な理由があるのだ。その理由は是非、読んで→見てほしいですね。

(Amazonの公式レビュー読めば、大体わかっちゃうかもな・・・。)

ジャズバンドのボーカルは桜田淳子。これは良かった!!!!!ギザかわゆす!
スチール写真風のカットが何枚か挿入されるのだがこれが、とても良いですね。
佐久間良子もステキです。

なので原作をジックリ味わってから映画をちらっと見て、自己のイメージとのギャップ感を楽しむ、というのがオススメです。 ...(続きを読む)